■ CPU って何?
パソコンの頭脳にあたる、さまざまな計算処理を行う装置です。
Pentium や celeron ・ Athlon や K6 といった記述をご覧になったことは、きっとあるでしょう。
これらはすべて、CPUの名称を表しており、Pentium や celeron が Intel 社のCPUの名称で、Athlon や K6 は AMD社のCPUの名称です。
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主なCPU 名称 |
Intel 社 |
Pentium 4 |
Pentium V |
Pentium U |
MMX Pentium |
Celeron |
Pentium V Xeon |
AMD 社 |
Athlon |
Duron |
K6 - V |
K6 - 2 |
K6 - V+ |
K6 - 2+ |
VIA Technologies 社 |
Cyrix V |
M U |
WinChip 2 |
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Transmeta 社 |
TM5400 |
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そして、これらの名称の後に600MHz ( メガ・ヘルツ )等と記述してある数字が、そのCPUのクロック周波数で、同じ系列のCPUの場合は数字が大きいほど処理速度も速いことになります。
ここで同じ系列と書きましたが、PentiumV と celeron で同じ600MHz を使用した場合は、PentiumVの方が高速に動作します。これにはFSB ( フロント・サイド・バス )等といったことが関係してくるのですが、ここでは省略します。
ただ、「 どれを選んでいいのか分からない 」 という方のために、PentiumV と celeron の違いを簡単に説明しておきます。
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Pentium V |
Celeron |
価格 |
高価 |
低価格 |
特徴 |
マルチメディア処理が得意 |
コスト パフォーマンス が非常に高い |
用途 |
3D グラフィック ・ ゲーム ・ ビデオ編集 |
表計算 ・ インターネット ・ 電子メール |
まず、PentiumV は立体画像の処理を得意としていますので、3Dグラフィックス ・ ゲーム ・ ビデオ編集 といったものに性能を発揮します。また、[ ストリーミングSIMD拡張命令 ] という機能を搭載しており、これに対応したソフトを使用する場合にも有利です。
さらに、ノートパソコンに搭載されるMobile PentiumV では、SpeedStep テクノロジーという技術が搭載されており、バッテリー使用中とAC電源使用中によってCPUのクロック周波数と電圧を調整し、バッテリーの持続時間を大幅に向上することが可能です。
celeron はこれらの機能を省略した安価CPUで、マルチメディア系の処理では差が開きますが、インターネットやメール、文書作成等といった通常のソフトを使用する場合には、ほとんど変わらない速度で動作します。また、値段の割には性能が高いので、コストパフォーマンスの優れたCPUだと言えます。
以上のように、PentiumV は性能を重視したパソコン。 celeron はコストパフォーマンスを重視したパソコンというように、パソコンを選ぶときの参考にしていただきたいと思います。
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