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■ ルーティング プロトコルって何?

ルーティングプロトコルとは、ダイナミック・ルーティングを行う際に使用されるプロトコルで、これによりルータ同士の情報交換が可能になります。
ルーティング・プロトコルには主に以下の種類が存在します。

▼ RIP ( Routing Information Protocol )

方式 : ディスタンスベクター方式 ( 距離ベクトル )
有効範囲 : 内部ゲートウェイ ( IGP )
ループ検出 : 不可

ルーティング・プロトコルの中で最も有名なものの1つです。
ホップ数を基準に30秒に1回のペースで、隣接するルータへ向けて経路表のブロード・キャストを行い、ルーティング・テーブルを最短距離のものに書き換えていきます。
ただし、120秒間応答が無い場合はその経路を不通とみなし、ルーティング・テーブルから削除 ・ 別経路追加を行います。また、ホップ数は16を最大値として、それ以上になると到達不能と判断されます。


▼ RIP2 ( Routing Information Protocol 2 )

方式 : ディスタンスベクター方式 ( 距離ベクトル )
有効範囲 : 内部ゲートウェイ ( IGP )
ループ検出 : 不可

上記のRIPを改良したもので、基本的な部分はRIPと同じ仕様です。
追加された機能としては、

マルチキャス の使用により、トラフィックの軽減を実現。
経路情報にサブネットマスクの情報を追記可能。
OSPFのエリアに似た、ルーティングドメインの採用により、1つのネットワーク上で複数の論理的に独立したRIPを使用することが可能。
パスワード認証により、異なるパスワードの経路情報を無視。
主に以上のような機能が追加されています。

※ マルチキャスト アドレスには、[ 224.0.0.9 ] を使用します。


▼ OSPF ( Open Shortest Path Fast )

方式 : リンクステート方式 ( リンク状態 )
有効範囲 : 内部ゲートウェイ ( IGP )
ループ検出 : 可能

大規模なネットワーク構成に向いているルーティング・プロトコルです。
エリアと呼ばれるネットワーク同士のグループを決め、エリア全体のネットワーク構成を30分または、更新が発生する度にマルチキャスト します。
また通信経路の選択には、ホップ数以外に回線の速度や信頼性なども考慮するため、さまざまな要素を含んだ最適経路を選択することが可能となります。

※ マルチキャスト アドレスには [ 224.0.0.5 ] を使用し、OSPF対応のルータのみに情報送信を行います。


▼ IGRP ( Interior Gateway Routing Protocol )

方式 : ディスタンスベクター方式 ( 距離ベクトル )
有効範囲 : 内部ゲートウェイ ( IGP )
ループ検出 : 不可

OSPF 同様、大規模なネットワークに向いた Cisco Systems 社のルーティング・プロトコルです。
通信経路の選択には、通信速度や信頼性、回線の遅延時間などを利用します。
また、アドレス [ 224.0.0.10 ] を利用した、マルチキャストも行います。


▼ BGP ( Border Gateway Protocol )

方式 : リンクステート方式 ( 経路ベクトル )
有効範囲 : 外部ゲートウェイ ( EGP )
ループ検出 : 可能

ISP や地域ネットワークなどの組織ネットワーク同士を接続するためのルーティング・プロトコルです。
それぞれの組織ネットワークは AS ( Autonomous System ) という自律システムとして取り扱われ、ASごとにAS番号 ( 16ビット ) が割り振られています。
BGPは目的とするASまでに通過するAS番号をAS経路リストとして収集し、経路選択の際には通常そのリストからより短いルートを選択します。



 
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